第1章 このハンドブックについて

目次

1.1. 扱う範囲
1.2. 著者と貢献者達

1.1. 扱う範囲

このハンドブックの主な目標は、カーネル関係の全ドキュメントに対する唯一のポインタとなることです。この文書には、Debian 7(wheezy)、8(jessie)、9(開発中のstretch) の Linux カーネルパッケージの作り方に関する情報が含まれています。最新のリリースバージョンは常に https://kernel-handbook.alioth.debian.org から入手できます。本書はまだ作業段階のものであり、ここに書かれていることが必ずしも正しいとは限りません。

本書で説明するコマンドの実行にはスーパーユーザ権限が必要です。root ユーザになるか sudo コマンドを使いましょう。非特権ユーザでも実行可能なコマンドは $ を、特権ユーザ権限を必要とするコマンドは # を、それぞれのコマンドの前に付記して区別します。これらの記号はコマンドの一部ではありません。

1.2. 著者と貢献者達

このハンドブックはAlioth上の kernel-handbook でメンテナンスされています。SGML ファイルのソースは Debian git リポジトリからチェックアウトできます。このプロジェクトはコミュニティ・プロジェクトです。改善のための提案と協力は全て歓迎します。協力いただける場合は、 のメーリングリスト宛に連絡して下さい。寄稿をする場合は著作権保持者を明示しライセンスの宣言文を一緒に送って下さい。寄稿を本書に取り入れるためには他の文書と同じライセンスを宣言しなければなりません。具体的には、GPL version 2 or later になります。以下は現在の貢献者の一覧です。(敬称略)

  • Jurij Smakov

  • Sven Luther

  • Andres Salomon

  • Maximilian Attems

  • Ben Hutchings