推定構築時間: 0.1 SBU 推定必要ディスクスペース 1.5 MB |
Zlib は以下のパッケージに依存します: Binutils, Coreutils, GCC, Glibc, Make, Sed.
Zlib はその gzprintf() 関数の中に潜在的なバッファーオーバーフローを持っていて利用するのが難しいので、以下のパッチをあてて対処したほうがよいでしょう。
patch -Np1 -i ../zlib-1.1.4-vsnprintf.patch |
コンパイルのために Zlib を準備します。
./configure --prefix=/usr --shared |
Note: Zlib は、環境変数に CFLAFS が指定されていると、共有ライブラリの構築が不正になることが知られています。 CFLAGS 変数を使っているなら、この処理の間 -fPIC 命令を確実に加えて、終った後に削除します。
パッケージをコンパイルします。
make |
共有ライブラリをインストールします。
make install |
さて非共有ライブラリも構築します。
make clean ./configure --prefix=/usr make |
このパッケージは、正しく構築されたのを確認するために多くのチェックができるテストスイートを持っています。テストをすることにした場合は、以下のコマンドで実行可能です。
make test |
ではパッケージをインストールします。
make install |
共有 Zlib ライブラリは /lib ディレクトリにインストールされ なければいけません。 これは、/use ディレクトリなしで起動しなければならない場合でも、極めて重要なシステムプログラムは依然としてこのライブラリにアクセスするからです。
mv /usr/lib/libz.so.* /lib |
/usr/lib/libz.so シンボリックリンクは、すでに移動させたので、もはや存在しないファイルにリンクされていることになります。ライブラリの新しい場所に対してシンボリックリンクを作ります。
ln -sf ../../lib/libz.so.1 /usr/lib/libz.so |
Zlib はその文章をインストールしません。この文章をインストールするために次のコマンドを実行します。
cp zlib.3 /usr/share/man/man3 |