インストールの説明については the Section called E2fsprogs-1.34 のインストール in Chapter 6 という項を見てください。
E2fsprogs (1.34):
ftp://download.sourceforge.net/pub/sourceforge/e2fsprogs/
http://download.sourceforge.net/e2fsprogs/
E2fsprogs は ext2 ファイルシステムで使用するファイルシステムユーティリティを提供します。これはまたジャーナリングをサポートした ext3 ファイルシステムもサポートします。
インストールされるプログラム: badblocks, blkid, chattr, compile_et, debugfs, dumpe2fs, e2fsck, e2image, e2label, findfs, fsck, fsck.ext2, fsck.ext3, logsave, lsattr, mk_cmds, mke2fs, mkfs.ext2, mkfs.ext3, mklost+found, resize2fs, tune2fs 及び uuidgen.
インストールされるライブラリ: libblkid.[a,so], libcom_err.[a,so], libe2p.[a,so], libext2fs.[a,so], libss.[a,so] 及び libuuid.[a,so]
badblocks は破損したブロックがないかデバイス(通常ディスクパーティション)を検査します。
blkid はブロックデバイスの属性を定めたり表示するコマンドラインユーティリティです。
chattr はセカンドエクステンデッド(ext2)ファイルシステム上のファイルの属性を変更します。
compile_et はエラーテーブルコンパイラーです。これはエラーコードネームとメッセージのテーブルを com_err ライブラリでの使用に適した C のソースファイルに変換します。
debugfs はファイルシステムデバッガーです。これは ext2 ファイルシステムの状態を検査し変更するために使われます。
dumpe2fsは与えられたデバイス上にあるファイルシステムについてのスーパーブロックとブロックグループインフォメーションを表示します。
e2fsck はセカンドエクステンデッド(ext2)ファイルシステムと、また ext3 ファイルシステムについて検査しまた任意で修復するのに使われます。
e2image は非常に重要な ext2 ファイルシステムのデータをファイルに保存するために使われます。
e2label は与えられたデバイスにある ext2 ファイルシステムのファイルシステムラベルを表示したり変更したりします。
findfs はファイルシステムをラベルか UUID にしたがって検索します。
fsck はファイルシステムを検査し、任意で修復するために使われます。デフォルトでは /etc/fstab にリストされたファイルシステムを検査します。
logsave はコマンドの出力をログファイルに保存します。
ladttr はセカンドエクステンデッドファイルシステム上のファイルの属性をリストします。
mk_cmds はコマンド名とヘルプメッセージののテーブルを libss サブシステムライブラリでの使用に適した C ソースファイルに変換します。
mke2fs は与えられたデバイス上にセカンドエクステンデッドファイルシステムを作るために使われます。
mklost+found はセカンドエクステンデッドファイルシステム上に lost+found ディレクトリを作るために使われます。これは e2fsck の仕事を軽減するためにディスクブロックをこのディレクトリへあらかじめ配置します。
resize2fs は ext2 ファイルシステムを大きくしたり縮めたりするのに使うことができます。
tune2fs はセカンドエクステンデッドファイルシステム上の調節できるファイルシステムパラメーターを調整します。
uuidgen は新しい普遍的固有識別子(UUID:unversally unique idenrifiers)を作ります。それぞれの新しい UUID は、過去、未来、ローカルシステムやその他のシステムすべてで作られるすべての UUID において、ほとんど固有のものであるであると考えられます。
libblkid はデバイスの識別とトークンを引き出すためのルーチンを含みます。
libcom_err は一般的なエラーを表示するルーチンです。
libe2p は dumpe2fs, chattr, および lasttr に使われます。
libext2fs は ユーザーレベルプログラムが ext2 ファイルシステムを操作できるようにするルーチンを含みます。
libss は debugfs によって使われます。
libuuid はローカルシステム以外にも通用できるであろうオブジェクトのための固有識別子を生成するルーチンを含みます。
E2fsprogs は以下のパッケージに依存します: Bash, Binutils, Coreutils, Diffutils, Gawk, GCC, Gettext, Glibc, Grep, Make, Sed, Texinfo.